二級ボイラー技士「ボイラー室と日常の管理」の練習問題(11問)
二級ボイラー技士の「ボイラー室と日常の管理」(関係法令)から11問を収録しています。答えの下に解説があるので、間違えた理由をその場で確認できます。
過去の試験問題の転載や言い換えではなく、試験科目と法令・技術の内容から当サイトが独自に作成した問題です。
ボイラー室と日常の管理では何が問われる?
ボイラー室の要件と据付位置の距離、可燃物・燃料との距離、附属品の管理、ボイラー室の管理と掲示、点火・吹出しの決まり、定期自主検査の周期と項目が中心です。
ボイラー室と日常の管理で間違えやすいのはどこ?
上部1.2m・側部0.45m(小さいものは0.3m)・可燃物0.15m(被覆100mm)・燃料2m(固体1.2m)の取り違え。安全弁2個目は最高使用圧力の3%増以下。定期自主検査は1月以内ごとに1回・記録3年で、報告の義務はない。
ボイラー室と日常の管理をくわしく知るには?
ボイラー室の要件と据付位置の距離、可燃物・燃料との距離、附属品の管理、ボイラー室の掲示、点火と吹出しの決まり、定期自主検査をボイラー則でまとめます。
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ボイラーの設置場所及び据付位置に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- 伝熱面積が3㎡を超えるボイラー(移動式ボイラー及び屋外式ボイラーを除く)は、専用の建物又は建物の中の障壁で区画された場所に設置しなければならない。
- ボイラー室には、ボイラーを取り扱う者が緊急の場合に避難するのに支障がない場合を除き、2以上の出入口を設けなければならない。
- ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は、原則として1.2m以上としなければならない。
- 胴の内径が500mm以下で、かつ、その長さが1,000mm以下のボイラーは、側部にある構造物までの距離を0.15m以上とすればよい。正解
- 本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーは、原則として、ボイラーの外壁から側部にある構造物までの距離を0.45m以上としなければならない。
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誤っているのは「胴の内径が500mm以下で長さが1,000mm以下のボイラーは、側部の構造物までの距離を0.15m以上とすればよい」です。この場合の距離は0.3m以上です(ボイラー則第20条第2項ただし書)。0.15mは可燃物を被覆しなければならない範囲の数字(第21条第1項)です。ボイラー室の設置、2以上の出入口、上部1.2m以上は条文どおりです。
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ボイラーと可燃物及び燃料との距離に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
- ボイラーの外側から0.3m以内にある可燃性の物は、金属以外の不燃性の材料で被覆しなければならない。
- ボイラー室に液体燃料を貯蔵するときは、障壁を設けるなどの防火のための措置を講じた場合を除き、ボイラーの外側から2m以上離しておかなければならない。正解
- ボイラー室に固体燃料を貯蔵するときは、ボイラーの外側から2m以上離しておかなければならない。
- ボイラーが厚さ50mm以上の金属以外の不燃性の材料で被覆されていれば、外側から0.15m以内の可燃物を被覆しなくてよい。
- ボイラーに附設された金属製の煙突は、可燃物との距離の規定の対象にならない。
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正しいのは「液体燃料を貯蔵するときは、ボイラーの外側から2m以上離しておかなければならない」です(ボイラー則第21条第2項)。固体燃料は1.2m以上です。可燃物の被覆が必要なのはボイラー等の外側から0.15m以内で、ボイラー等が厚さ100mm以上の不燃性材料で被覆されていれば不要です。ボイラーに附設された金属製の煙突や煙道も対象に含まれます。
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ボイラー及び圧力容器安全規則に定める距離について、次の文中の(A)〜(C)に入る数値の組合せとして、正しいものはどれか。「ボイラーの最上部から天井、配管その他の上部にある構造物までの距離は、原則として(A)以上とする。本体を被覆していないボイラー又は立てボイラーの外壁から側部にある構造物までの距離は、原則として(B)以上とする。ボイラー等の外側から(C)以内にある可燃性の物は、金属以外の不燃性の材料で被覆する。」
- A:1.0m B:0.45m C:0.15m
- A:1.2m B:0.3m C:0.15m
- A:1.2m B:0.45m C:0.15m正解
- A:1.2m B:0.45m C:0.3m
- A:1.5m B:0.45m C:0.2m
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正しいのは「A:1.2m B:0.45m C:0.15m」です。上部の構造物までは1.2m以上(ボイラー則第20条第1項)、側部の構造物までは0.45m以上(同条第2項)、可燃物の被覆が必要な範囲は0.15m以内(第21条第1項)です。側部の0.3mは、胴の内径500mm以下かつ長さ1,000mm以下の小さなボイラーに限った数字です。
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ボイラーの附属品の管理に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- 安全弁が2個以上ある場合、1個を最高使用圧力以下で作動するように調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の10%増以下で作動するように調整することができる。正解
- 過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整する。
- 圧力計又は水高計は、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じる。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示する。
- 安全弁は、最高使用圧力以下で作動するように調整する。
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誤っているのは「他の安全弁を最高使用圧力の10%増以下で作動するように調整することができる」です。ボイラー則第28条第2項は「3パーセント増以下」と定めています。過熱器用安全弁を胴の安全弁より先に作動させること、圧力計を凍結や80℃以上の温度から守ること、常用水位の表示は、同条第1項に並ぶ附属品の管理の内容です。
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ボイラーの附属品の管理に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
- 圧力計の目もりには、当該ボイラーの常用圧力を示す位置に見やすい表示をする。
- 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講じる。正解
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、可燃性の断熱材で覆う。
- 過熱器用安全弁は、胴の安全弁が作動した後に作動するように調整する。
- 温水ボイラーの返り管は、放熱を良くするため保温をしてはならない。
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正しいのは「逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講じる」です(ボイラー則第28条第1項第3号)。圧力計の目もりに表示するのは最高使用圧力の位置で、常用圧力ではありません。燃焼ガスに触れる給水管などは耐熱材料で防護し、過熱器用安全弁は胴の安全弁より先に作動させます。温水ボイラーの返り管も凍結しないよう保温します。
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ボイラー室の管理等に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- ボイラー室その他のボイラー設置場所に関係者以外の者がみだりに立ち入ることを、見やすい箇所への表示その他の方法により禁止する。
- ボイラー室には、必要がある場合のほか、引火しやすい物を持ち込ませない。
- 燃焼室や煙道のれんがに割れが生じたときは、次回の性能検査のときにまとめて補修する。正解
- ボイラー検査証並びにボイラー取扱作業主任者の資格及び氏名を、ボイラー室その他のボイラー設置場所の見やすい箇所に掲示する。
- ボイラー室には、水面計のガラス管、ガスケットその他の必要な予備品及び修繕用工具類を備えておく。
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誤っているのは「れんがに割れが生じたときは、次回の性能検査のときにまとめて補修する」です。燃焼室や煙道のれんがの割れ、ボイラーとれんが積みとの隙間は、速やかに補修しなければなりません(ボイラー則第29条第6号)。立入禁止の表示、引火しやすい物の持込み禁止、予備品と工具の備付け、検査証と作業主任者の資格・氏名の掲示は同条どおりです。
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ボイラーの点火及び吹出しに関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。
- ボイラーの点火は、ダンパーの調子を点検し、燃焼室及び煙道の内部を十分に換気した後でなければ行ってはならない。正解
- ボイラーの吹出しは、1人で同時に2基までなら行うことができる。
- 吹出しを行う間は、給水ポンプの点検など他の作業を並行して行うとよい。
- 点火前の換気は燃焼室だけ行えばよく、煙道の換気はいらない。
- 点火と吹出しの決まりは事業者に対するもので、労働者には適用されない。
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正しいのは「ダンパーの調子を点検し、燃焼室及び煙道の内部を十分に換気した後でなければ点火を行ってはならない」です(ボイラー則第30条)。吹出しは1人で同時に2以上のボイラーについて行わず、吹出しの間は他の作業を行いません(第31条)。どちらの条文も第2項で労働者自身にも同じ定めを守るよう求めています。
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ボイラー(小型ボイラーを除く)の定期自主検査に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- 定期自主検査は、ボイラーの使用を開始した後、1月以内ごとに1回、定期に行わなければならない。
- 1月を超える期間使用しないボイラーは、その期間の定期自主検査は不要だが、使用を再び開始する際に自主検査を行わなければならない。
- 定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、3年間保存しなければならない。
- 定期自主検査の結果は、その都度、所轄労働基準監督署長に報告しなければならない。正解
- 定期自主検査で異状を認めたときは、補修その他の必要な措置を講じなければならない。
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誤っているのは「定期自主検査の結果は、その都度、所轄労働基準監督署長に報告しなければならない」です。ボイラー則第32条が求めるのは、結果を記録して3年間保存することで、報告の義務はありません。周期は使用開始後1月以内ごとに1回で、1月を超えて使わない期間は不要ですが、再開の際に行います。異状を認めたときは補修等の措置を講じます(第33条)。
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ボイラーの定期自主検査における項目と点検事項との組合せとして、法令上、正しいものはどれか。
- ボイラー本体 ― 水圧試験による漏れの有無
- バーナ ― 汚れ又は損傷の有無正解
- 煙道 ― 保温の状態
- 給水装置 ― 汚れ又は損傷の有無
- 電気配線 ― 絶縁抵抗の測定値
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正しいのは「バーナ ― 汚れ又は損傷の有無」です(ボイラー則第32条の表)。ボイラー本体は損傷の有無、煙道は漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無、給水装置は損傷の有無及び作動の状態、電気配線は端子の異常の有無が点検事項です。保温の状態を見るのは、蒸気管及びこれに附属する弁の項目です。
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ボイラーの定期自主検査の項目のうち「附属装置及び附属品」として、ボイラー及び圧力容器安全規則の表に掲げられていないものはどれか。
- 給水装置
- 蒸気管及びこれに附属する弁
- 空気予熱器
- 水処理装置
- 安全弁正解
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掲げられていないのは「安全弁」です。ボイラー則第32条の表で附属装置及び附属品として挙がっているのは、給水装置、蒸気管及びこれに附属する弁、空気予熱器、水処理装置の4つです。安全弁や水面計は、作業主任者による機能の保持や日々の点検(第25条)で管理します。燃焼装置と自動制御装置は、表の別の項目として点検します。
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労働者が掃除や修繕のためにボイラー又は煙道の内部に入るとき、事業者が行わなければならない措置として、法令上、誤っているものはどれか。
- ボイラー又は煙道を冷却する。
- ボイラー又は煙道の内部の換気を行う。
- 内部で使用する移動電線は、キャブタイヤケーブル又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用させる。
- 使用中の他のボイラーとの管連絡を確実に遮断する。
- 内部で使用する移動電灯は、明るさを確保するためガードを外して使用させる。正解
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誤っているのは「移動電灯は、明るさを確保するためガードを外して使用させる」です。ボイラー則第34条第3号は、移動電灯はガードを有するものを使用させると定めています。電球の破損による感電や火傷を防ぐためです。冷却、換気、キャブタイヤケーブル等の移動電線、使用中の他のボイラーとの管連絡の遮断は、同条に並ぶ措置です。
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